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関経連ロシア極東物流調査団に参加して

舞鶴港振興会常務理事  伊藤雅一

 9月8日~12日まで、「環日本海ゲートウェイ機能強化検討会議」(事務局:関西経済連合会)の活動として、ロシア極東へ派遣された「ロシア極東物流調査団」に同行させていただきました。

 今回の調査団は、ロシア極東をはじめ北東アジアの対岸にある関西の玄関港としての京都舞鶴港の活性化方策の検討の一環として、また、ロシア極東と関西の貿易拡大の可能性やTSR(シベリア鉄道)輸送の事情を調査するために派遣されたものです。ここでは、誌面の都合上、強く印象に残った点について報告したいと思います。

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【強く印象に残ったこと】

◇溢れる日本の中古車と原木関税の実施について
 沿海州の車の96%が日本製で、トラックなどは○○商店などの文字を残したまま、走っているのもありました。日本車の人気の理由は、故障が少なく、故障しても修理体制が整っているとのことでした。政府が、右ハンドル規制を行おうとしたこともあったそうですが、市民や関係業者などの反対に逢い、実施できなかったようです。また、スーパーには日本製の食品コーナーがあり、一個約2千円のりんごも販売されていました。なお、原木関税は、来年1月から実施されるとのことでした。

◇数々のプロジェクト計画について

 2012年にウラジオストック市で開催されるAPEC首脳会議の準備のため、ルースキー島においてホテル、水族館、橋梁などの大規模開発を予定され、日本の建設技術や建設資材、建設機械が必要となっています。また、ナホトカ市では、太平洋パイプラインプロジェクト計画としてコジミノ湾に石油精製施設などの建設が予定されています。

◇ボストチヌイ港とシベリア鉄道
 ボストチヌイ港はシベリア鉄道の発着港でコンテナターミナルにはシベリア鉄道の引き込み線が敷設され、コンテナ専用列車がほぼ毎日発着しています。
 港湾特別区に指定される予定で、指定されると免税措置、保税地域として企業誘致も行われるそうです。

0811_12.gif【今後の対応】
 舞鶴港の地理的優位性から考えると対ロシア貿易やシベリア鉄道を経由した物流は非常に重要です。シベリア鉄道の活用には、料金、円滑な税関手続きなど様々な課題はありますが、この取組を関経連、国、府、市、関係の皆様と進め、企業にとって魅力的な物流を構築することにより、経済の振興、舞鶴港の活性化を実現したいと思います。

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